2024年9月27日金曜日

科博の昆虫展に行ってきた件

 なんか、youtube動画のようなタイトルになってしまいました。

 

現在、国立科学博物館では「昆虫マニアック」という、科博や関連のコレクションをこれでもか、と使った壮大な展示が開催されています。正直、お勧めです。

 

私は2回も行ってきましたが、一通り見終わる頃には疲れ果ててしまうぐらいの展示量で、質も素晴らしいものでした

 

一部を紹介しましょう

 


これがポスター。周知にも使われています。

 


展示はテーマ毎にいくつかのコーナーに分かれています

 



トンボがいるコーナー。トンボは標本を作るのが大変難しいですが、さすがに綺麗です。



世界最大のトンボ、テイオウムカシヤンマがいます。日本の最大種のオニヤンマ(下)より巨大ですが、オニヤンマも負けていません。

 


もちろんゴキブリの展示もあります。こいつは下田にもいますね。

 


セミも多種類が展示されていました。世界最大のセミ、テイオウゼミかな(テイオウとかコウテイとか、大きなものには似た傾向の修飾が付きますね)

 


今年大発生した、アメリカの素数ゼミ。たくさんいました

 


バッタやカマキリの展示。それにしてもすごい形です。展足もばっちりです

 


日本のオオスズメバチが世界最大のスズメバチなのは有名な話です。世界にはもっと巨大なハチもいます。

 


某漫画で有名になった?パラポネラ。刺されるとすさまじく痛いらしいです。針がすごく目立っています。ちなみに、アリは飛ばないハチです。

 


展示室には、ところどころこのようなオブジェが立っています。これは寄生蜂ですね

 


ガとチョウのコーナー。これらはアゲハチョウの仲間ですが、派手ですね。3匹はいわゆるトリバネアゲハの仲間で、右下はカラスアゲハに近い種かな。

 


世界を代表する美しいチョウ、左上がアグリアス(ミイロタテハ)、下がモルフォ。両方ともアマゾンにいます。

 


派手さならばガも負けていません。ちなみにチョウは、ガのなかの一グループに過ぎません。

 


某映画で有名になった(クロ)メンガタスズメ。日本にもいます

 


こんな小さなガも展翅がばっちりです。毛で翅を押さえたりします

 


難易度が高い、幼虫の乾燥標本もありました。ちょっと苦手です

 


昆虫だけでなくて、クモや多足類のコーナーもあります

 


最近沖縄から記載されたばかりのリュウジンオオムカデ。水中に潜って餌を探します。大きいとは聞いていましたが、すさまじい巨大さです

 


さてさてようやく甲虫のコーナーです。じっくり見ていきます

 


人気のあるカブトムシやクワガタムシには、このような遊び心のある展示があります


 

ウェストウッディオオシカクワガタかな。かっこよいですが、値段はかわいくありません。

 


南アフリカの異形クワガタ、コロフォンとよばれています。どれも珍品だそうです

 


軍神マルスから名前をとった、マルスゾウカブト。巨大で大変かっこよいカブトムシです。

 


有名になったプラチナコガネ。ちなみに標本のお値段もプラチナ級

 


日本のヒゲコガネもいました

 


世界最大のカミキリムシのひとつ、タイタンオオウスバカミキリ。学名がTitanus giganteusで、簡単に言えば、でかい・でかい、という意味になります。

 


これまた有名なテナガカミキリ。現地ではそんなに珍しくないようです。

 


オスの前脚が長いことで有名なテナガコガネ。日本にも1種います。

 


ホウセキゾウムシ。名前に納得する美しさです。

 


固くて有名なカタゾウムシ。派手ですが、、、

 


日本にいるカタゾウムシは真っ黒です。日本らしい、、、かな

 


研究者から寄贈された標本もあります。これはアリヅカムシ。。。本体は見えないくらい小さいです。良く集めたものです

 

とまあ、こんな感じで量・質共に素晴らしい昆虫がこれでもか、と紹介されています。標本だけでなくて生態とかも解説されているので大変勉強になります。こんな質の高い展示が近くで開催されるとは、東京は首都だけあって良いところだと思います。興味がある方は是非とも足をお運びください。

 

(この展示の影響か、同じく東京で開催された今年の標本即売会は例年にない大盛況だったそうです)

 

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