2019年11月7日木曜日

らしくない虫


11月になって、すっかりと寒くなってきました。といってもまだ日中は20度前後ありますね。今からこの様子では、真冬になったら辛いことになりそうです。寒いと動くのがおっくうになりますからね。
 
この季節、自然界の生き物もすっかりと越冬モードになり、なかなか野外でその姿を見るのが難しくなってきました。でも、この季節だからこそ容易に発見できるものもいます。ということで、今回は昆虫の中のスーパースターのひとつ、クワガタムシを紹介してもらいましょう。
 
なお、先生の好きなカミキリムシの仲間はそれなりに人気があるものではあるそうですが、やはりもっと有名なものには敵わないそうです。例えばチョウ。これは一般の人にも高い人気を誇るものですね。

先生:チョウには勝てないよ!
   
それからカミキリムシと同じ甲虫の仲間では、クワガタムシの人気は非常に高いそうです。子供のときに憧れた方も多いのではないでしょうか。ちなみにこのセンターではコクワガタ、ミヤマクワガタ、ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタが見られまして、センターの明かりにもたまに飛んできています。
 
さて、今回紹介いただくのは、このクワガタムシの一種で比較的珍しいというか、滅多に見られないものだそうです。それが下です。
 
マダラクワガタというそうですが。。。。全然クワガタムシに見えないですね。
 
先生:よく見てみてください。右側にオオアゴがあるでしょう。たぶんオスです
私:たぶんって聞こえた
 
というように、クワガタに見えないようなクワガタもいるということが分かりました!先生曰く、幼虫の時にはどのクワガタも非常に似た形をしていて、このマダラクワガタも当然そのようになっているそうです。そして冬が近づくこの季節に成虫になって越冬するそうです。やや標高の高い、ブナの森なんかに生息しているそうです。
 
ただ、ものすごく小さいです。5ミリぐらいで、この目立たない色なので、きっと森の中で見つけるのは非常に困難だということです。よく見つけましたね。