2020年3月11日水曜日

啓蟄が来た


今年の冬は結構過ごしやすく、非常に楽に感じましたが、それでも本格的に暖かくなってきて幸せを感じる時期になっています。ブログがなかなか更新できないされないので、また綺麗なものでも愛でて癒やされましょう。

(ちなみに次にぜ~ったい書きたい内容があるのですが、公表できるようになるのがもう少し先なので、合間を埋めるという意味もあります)


ハンノアオカミキリといいます。これは近くの天城山で採集されたもので、実は虫をよく知る方にとってはそれなりに出会うことができるいわゆる普通種というものです。しかし、非常に綺麗な種で、居るとついつい手が伸びてしまいます。




これは、ハンノアオカミキリではありません。フチグロヤツボシカミキリという別種で、前種に比べると珍しさは高い種です。ホオノキという、非常に大きな葉をつけることで有名な木に依存するのですが、基本的にこの木は大木なので、その上の方にいるこの種は採集しづらいことが多いです。


ちなみにブログを書いていて気づきましたが、これ、斑紋が少々おかしくなっていて、それでハンノアオとより似た雰囲気になってますね。


緑ばかりなので別の色も。


カスガキモンカミキリです。黄色がまぶしい非常によい虫で、これはかなり珍しいものになります。実はこいつにもかなり似た別種(キモンカミキリ)がいて、そちらは普通種なのですが、こちらはカスガ=奈良の春日山 と付くだけはあるのです。
「キモンとは違うのだよ、キモンとは!」


しかも、この個体が採れたところはほとんど記録がないところなのですよ。かなりの珍品ですね、まあ自己満足の世界ですが。


今年のヨコヤマトラ。まあまあ黒いかな。


次回はアカデミックな内容になれば、と考えています。