唐突ですが笹倉研が発足してからかなりの年数が経過しました。協力して研究している堀江先生の研究グループも10年が経ったということで、月日の早さを感じます。そのような歴史の裏には、いろいろと溜まる物があるのですよ。
先日、ふと研究室院生部屋の冷凍冷蔵庫の整理がしたくなりました。そんなに多くの物が入っている訳ではないし、誰かしらが適当に食料を入れるので、どれが新しくてどれが古いのかいまいち分からないということで長らく手つかずでした。「学生の皆さんを信用していますから」
でも、少しは古い物があるだろうと掃除のついでに見てみると、出るわ出るわ、古い物がたくさん出てきました。チョコレートなのかケチャップなのか分からないチューブ、消費期限が数年単位で終わっているソーセージ(ごめん、私のです)などなど、多くの物を処分したのでした。
さてそのとき、卵がひとつ裸で置かれているのに気づきました。卵ですよ。インスタントラーメンに落とすとおいしいやつです。見たって新しいか古いか、誰が持ってきたのか何も書いてないので分からないのですよ。当然ながら誰の物か、聞いても分かりません。
仕方ないのでなんとなく手に取ってみると、
「軽い」
そう、驚くほど軽くなっていたのでした。ちなみにLサイズです。Googleさんは「通常64~70g」と言っていますが、明らかに異変を感じるほど軽いのでした。
一通りメンバーに渡して軽さを実感してもらいました。皆さん「何これ軽い」と言います。軽いのは間違いないです。でもこれでも科学者の端くれですから、ちゃんと定量しましょう。
・・・30グラムしかありません。通常の半分です。なお、割れ目など何もありません。表面は至って正常です。
しかも、秤の上であり得ない状態で静置します。回そうがひっくり返そうが、このポジションで安定します。
どうやらあまりに古くて水分が抜けてしまって、中身が偏っているようです。
誰だこら~!
PS:昔、それこそ何年も前、先生は卵かけご飯にはまっていました。それこそ1週間に2回ぐらい食べてましたが、突然食べるのをやめました。理由は、、、「準備を忘れてしまう」だそうです。黄身を醤油に浸けこむのを忘れるそうです。
PS2:先生は卵が入っているパッケージがあまり好きではなくて、すぐに捨てたくなるんだそうです。