皆様、あけましておめでとうございます。すでに2023年も1か月が過ぎようとしていますが、ようやくブログを書くことができました。今回は、タイトルの通り、下田の冬によくみられるものを紹介したいと思います。
寒くなったころ、道を歩いていると下の写真にある、光沢のある紐のようなものが落ちていることがあります。質感的には、昔流行したカセットテープにそっくりですが、もはや通じない方も多そうですね。
これ、実は生き物なのです。その名も、「ハリガネムシ」といって、寄生虫の一種です。主にカマキリとかバッタなど様々な昆虫の体内に寄生して、その行動を制御するといわれています。水に飛び込ませるのです。そして虫が水に触れたら外に出てきて、繁殖するといわれています。
このハリガネムシがなぜか下田にはたいへん多くて、あちらこちらに落ちています。下田に来た当初はカセットテープがよく落ちているところだな~、と思っていたのですが、よく見たらこれもあれもハリガネムシで驚きました。
この冬は特に多いのか、1月の中旬、大寒波が訪れた際に道にたくさん落ちてました。中には下の写真のように、半生乾燥が進んでない、動き回っている個体もいくつかありました。この寒さの中動けることに驚くとともに、うねうねとした動きがいかにも寄生虫という感じで、大変気味が悪いものでした。
乾燥してない状態だと、寄生虫らしい生々しい色をしていますね |
水に落ちた虫から這い出たハリガネムシがどうして道とかで見られるのか、よくわからないのですよね。水たまりで這い出たが干上がってしまったのでしょうか?