非常に有名なカエルで、木の枝に泡を作ってその中に産卵するという特殊な習性を持っています。
伊豆はモリアオガエルで有名な土地で、天城山にある「八丁池」がこのカエルがよく見られる場所となっています。Wikipediaにも書かれていますが、結構歩かないとたどり着けないので気軽に見に行ける場所でもないのです。このようにモリアオガエルは山深いところにいるようなイメージがあり、実際にこれまで見たことがありませんでした。
ところが、このセンター付近に普通に存在していることが数年前に分かりました。雨の降った夜に、たまたま舗装道路に出てくるのを見つけたのです。アマガエルと同じ仲間ですが、大きさが全然異なり、非常に迫力がありました。
そして今年、なんと通勤路でこんなものを発見したのです。
モリアオガエルの卵塊です。
実は卵塊が出てくる数日前に、成体が数匹集まっているのを見かけていたので気をつけていたのですが、まさか本当に産むとは驚きました。10年以上この道を通っていますが初めて見ました。というか卵塊を見たのも初めてです。
この卵塊がどうなるか、しばらく様子を見てみましたが、梅雨にもかかわらずほとんど雨が降らない日が続いてしまい、、、、
2週間ぐらいずっとくっついたままで、しぼんでしまいました。
残念に思っていたところ、なんと6月末にもう1つの卵塊が産み付けられていました。
今度こそ上手く育ってほしいものです。
新しいのが下、古い方が右上にあります |
ちなみに、産み付けられている木は「ナシ」でしょう。何でこんなところに生えているのだろう?ナシはカミキリムシに非常~~~に好まれる木で、集虫力が半端なく高いです。