おおよそカミキリムシに見えない独特の形態を持っているハナカミキリの一群です。属名Rhagiumから、「ラギウム」とよばれています。
ハナカミキリという名にも関わらず一般的には花にはあまり集まりません。マツの仲間の花があれば来ることがあります。
なじみのない方が見たら、カミキリムシとは思えないのではないでしょうか。そのような独特の形態から、カミキリムシの収集を始めた際には欲しくて欲しくてたまらなくなったのはよい思い出です。
実はこのグループは採集に慣れてくると、天気の良い日に針葉樹の新鮮な倒木や伐採木にわんさかと集まってくることがあり、出会うのはそれほど難しくはなくなります。
今年も初夏の1ヶ月ほどの間、他のカミキリがほとんどいないなか、この仲間だけがたくさん見かけられました。
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