我らが筑波大学がある地区は意外に自然が残されていて、あちらこちらで希少な生物が見られます。
去年の夏、出張のついでにアカアシオオアオカミキリ、というカミキリが採れそうなところを見に行ってきました。
このカミキリムシは緑に輝く美しい種ですが、夜行性なのであまり目立ちません。クヌギなどクワガタムシやカブトムシ採集でおなじみの木に付くので、これらを狙っていると見かけることがあります。しかし夜で暗いためか、またまた人気がないためか、あまり注目されることはないようです。
とあるちょっとした公園、横は国道や県道になっていて交通量が多いところで、まったく昆虫の観察なんかには向かなさそうな整備されたところですが、夜に見に行くと・・・
こんな感じで、交尾中のものを含めて、ぺたぺたぺたとたくさん付いていました。公園とかの人工的な場所では、時に虫が異常繁殖することがありますが、そのような現象なのかもしれません。東京付近では爆発的に増えているところがあるそうです。
それにしても、歩くのがはやい。まるでゴキブリのようです。この素早さが人気のない原因なのかもしれません。もっとも、筑波の樹液の出ている木にはゴキブリなど不快な蟲もたくさん付いていますので気をつけないといけません。
いずれにせよ、出張の楽しみがひとつ増えました。