今年、ついに憧れの虫、日本産の近縁種とは一線を画する大きさ、立派な角を持ち、神様の名前を冠する、そんな「王」ともよばれる虫に謁見する栄誉を得ました。情報をいただいた知人には深き感謝を。
そのお姿がこちら・・・
ダイコクコガネ、といいます。超絶有名な虫なので知っている方も多いでしょう。造形が特殊で、かっこよいだけでなく愛嬌もあり、他の追従を許さないぐらいの魅力があります。
ところがダイコクコガネには強烈な欠点(失礼!)が一つあり、そのせいで数も減らしています。要するに、大型ほ乳類の糞を食べる糞虫の仲間で、牛などを昔ながらに自然に任せて放牧しているところが無くなってきていて、だんだんと住処がなくなっているのです。
放牧していても、薬で牛を守っていると、その薬がこの虫にも作用して発生しづらくなることもあるようです。
さて、この欠点は人間にも作用します。ダイコクコガネの採集方法は大きく2つあります。一つはライトに飛んでくるので、夜にライトトラップを仕掛けることで出会うことができます。
この個体はライトにきたものです。このために高い装備を買って入念に準備したのです。それでも準備不足でしたが。
もうひとつは、、、、分かりますね。そう、牛の糞をいじることで採集できるのです。放牧場は状態も様々な糞だらけ。臭いも強烈、雨なんか降っていたらどろどろです。そのなかを、状態のよい物(ぶつ)を探してうろうろうろ、見つけたらその周辺をスコップで探して回るのです。
様々な防具を身につけて防御力を高めて少しやってみましたが、なんか虫屋としてレベルが上がった気がしました。ただ、観察している風景の写真を撮ったりはさすがにできませんでした(カメラを取り出そうとすると、ね)。
もっとも、ハイレベルな方々は私なんかでは想像もできないぐらいの低い防御力で機動性を高めて採集をなさるそうで、とてもここでは書けませんが、様々な技術もあるようです。興味があれば検索してみてください。まあ、私はそれほどレベルは上げなくて良いかな、、、


