2016年12月26日月曜日

大学HPジャック


記念に。
記録として、残しておきます。

今回新しく、publishされた論文が筑波大学HPのトップを飾りました(笑)


すごいですね。
ホヤの存在感。


それでは、よいお年を。



2016年12月19日月曜日

歳をとったんやない。Level up や。

 
 昔の笹倉研ブログを読んでいて、思ったことがあります。



 ”面白いこと書かなきゃ”




 ぐぬぬ…
 昔のブログは割とポップでハッピーです。
 
 最近、読む気にもなれない堅苦しいブログが多かったからですね、もうちょっと愉快なブログが書きたいなーと思っているのです。


 書いている人がほとんど変わらないから、そりゃ似たようなブログになりますよ…





 はい、どうもこんにちは、笹倉研ブログ担当者です。

 今日は、ブログネタを仕入れてこれたので、更新します。



 12/18、この日は我らが笹倉先生の誕生日です。
 ちなみに今年は、n回目らしいです。
 

 具体的な数字を打つと、エラーが出るので、"n"表示にしておきます。
 お好きな数字をお入れください。

  


 話が逸れました。
 
 笹倉先生をお祝いすべく、ケーキを用意しました!(ゴゴゴ)





 僕はすっかり忘れていたのですが、技術職員のTさんが笹倉先生の誕生日を覚えていて(すごい)、いつの間にかケーキを買う事になっていました。


 ちなみに、ケーキの上に鎮座するプレートに記された文章は、研究員のYさん考案です。


 笹倉研究室では、「歳をとる」と言う事を「レベルアップした」と表現する事が義務付けられています。
 この鉄の掟を破ると、ケーキが食べれなくなるそうです。(何とも恐ろしい事です)


 
 美味しいケーキでした。
 先生もおいしそうに食べていました。

 



 またケーキ食べたいなー
 次は、新年あけましておめでとうケーキ会にしようかな。


 先生が何故バランスボールに乗っているのかは、次のブログで明らかになるかもしれません…



 それでは。

2016年12月12日月曜日

市井に寄り添い、科学への扉を開いていたい



こんにちは、お久しぶりです。
なんだか、いつも「久しぶり」になっているような気がします。
おそらく気のせいではありません。



先週の土曜日、12/10に下田臨海実験センターの一般公開が開催されました。
地域の方々に当実験センターのなかみを知ってもらうべく、毎年開催されているイベントです。

 


笹倉先生が「何故ホヤを研究するのか」というテーマで講演してます。



今年もたくさんの方々に来て頂けました。その数、なんと50人以上。
それにしてもお年寄りの方が多いですね。正直ちょっと驚きました。
どうやってこのイベントの事を知ったのでしょう…

HPやFacebookで告知しただけで、こんなにもお年寄りが集まるものなのでしょうか。
不思議です。


とはいっても、中学生や高校生も来ていたので、少しだけ安心はしました。
下田にも若い人たちがいるんだ...と。
科学に興味を持っている、生物学に興味を持っている若い人たちがいるんだ、と。


下田に住む中高生が科学に興味を持っているからと言って、何故僕が安心しているのか、自分でもよく分かりませんが、とにかくほんの少しだけ安心しました。


下田臨海実験センターが地域に根付いていることを確認できたからかもしれません。

意外と知られていないんですよね...(当然か?)

下田の町でご飯を食べたり、和菓子を買ったり、髪の毛を切ってもらっているときに、
自分の身の上話をする機会があって、

「鍋田浜にある、筑波大学の臨海実験センターに住んでるんですよ」
と言うと、いくつかの質問が飛んできて、
センターの事をちょろちょろっと聞かれます。

せっかく下田に研究所があるのに、あまり知られていないのは、なんだか寂しい気がします。
かと言って、僕が何かしらの力添えをするわけではないのですが。

ただ、このようなふとした瞬間に、自分の、ひいては僕たちの研究がどれだけ人々に浸透しているのか、届いているのかを意識してしまいます。


長ったらしくなりそうなので、ここらへんでお暇します。

それでは。

2016年11月1日火曜日

日本国憲法第21条 表現の自由



日本国憲法
(昭和二十一年十一月三日憲法)

第二十一条  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない

----------------------------


 日本国憲法では、「集会」を含む表現の自由が保障されています。


 と、いうわけで 、この憲法の名の下、ある集会に参加してきました。


 いくら憲法で保障されているとはいえ、このような奇天烈な集いが在ってよいのだろうか、そもそも本当にそのような会は存在するのであろうか、と疑念を抱きつつ、人も疎らなほぼ始発の電車に乗り、ひたすら西に向かいました。


なんでも、この1014日と15日、全国各地に散在した会員が一堂に会し、日頃の情報収集の結果を報告・議論し、互いに交流を深めるというのです。

普段、情報収集活動に勤しんでいる私にとっても、他の会員がどの様な情報を持っているのか、というのはなかなか気になるものです。(基本的に活動は秘密裏に行われ、最終的な報告は暗号化(英文化)されて世間に公表されます)


いくつもの電車を乗り継ぎ、ようやく集会所に辿り着いた私は、ひとまず驚きました。

「こんなとこでやんのか」(思っていたよりもめちゃくちゃ綺麗)


そうです、 

「第三回ホヤ研究会」 

に行ってきたのです!

 
研究会の具体的な内容については、ここに書くことはできませんが、いくつか僕の個人的な感想を記したいと思います。

・意外と人が多い

ホヤ研究会に行ってくるわ、と友人に言ったところ、「そんな会あんのか」と言われてしまったのですが、参加者は70人程とそこそこ多いです。これでも、全国にはまだまだホヤ研究者がいるということなので、ホヤ研究の規模はでかいですね。


・学生が多い

ガチガチの研究者ばかりなのかなと、不安に思っていましたが、半分くらいは大学院生でした。同世代の人たちの発表を聞いて、焦りを感じるとともに、負けてられないなと対抗心を燃やすのでした。


・ホヤ研究もいろいろ

ホヤ研究の伝統を受け継いだような初期発生の研究や、ゲノミクスや分子系統などの in silico的な研究など、様々でした。


・大阪大学はキレイで賑やか

今回のホヤ研究会は大阪大学の一室をお借りして、開催されました。発表に使われたホールはとてもきれいで、椅子もふかふかでした。大阪大学ってお金あるんだなー、って思いました。また、そこら辺を歩いている学生が多かった印象を受けました。


以上です。2週間以上も前のことなので、抜け落ちていることもあると思いますが、別にいいでしょう。これ以上書くと、長すぎる気がしますし。



ちなみに、自民党の憲法改正案では、
第二十一条 
集会、結社及び論、出版その他一切の表現の自由は、保障する。
2 前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。

となっています。

ホヤ研究が公益を害することは無いと思うので(おそらくは)、
憲法が改正されるようなことがあっても、ホヤ研究会は存続できそうですね。
良きかな。


次回のホヤ研究会は2年後に開催されるそうです。
それでは

2016年8月30日火曜日

虫ネタ!

夏は海水浴のシーズンだけではありません。伊豆に海水浴を楽しみに来る方々と反対に、夏の朝から伊豆から脱出し、北に向かう変わった?方もおられます。山に向かうのです。山に行く目的はいろいろと想像できますが、ここの先生は「虫」を愛でに行くのです。


先生曰く「登山は好きではない!」


・・・・・


先生からちょっと昔の写真が出てきたということでお借りしてきました。
(別に貸してくれと頼んだわけではないのではありますが)


同じ場所で採れたカミキリだそうです。この中で1つだけ、超珍しいカミキリムシが居るそうですが、分かりますか?

(ちなみに失礼ながら、先生は写真がうまくないと思います。たぶんせっかちだから)


どれも黒いカミキリにしか見えないのですが。。。。
正解は↓スクロール






































一番左のやつだそうです。
スミイロハナカミキリといって、滅多にお目にかかれないそうですよ。


なお、真ん中はツヤケシハナカミキリで、下田にも居るそうです。
右はアオバホソハナカミキリで、これもよくいるそうです。これの雌は、スミイロハナカミキリによく間違えられるそうです。「格が違う」そうですが。。。


たぶん、左のカミキリもいっぱい居たら、単なる黒いカミキリということであまり話題にならないんじゃないかな~と失礼なことを思ってしまいました。このブログが先生の目にとまらないことを祈るばかりです(無理)。



2016年7月29日金曜日

夏は実習の季節

鍋田浜で海水浴を楽しむ観光客を尻目に、ラボへと続く階段を上る。
気合が入っている太陽の下で、何にも考えずにダラダラ過ごしたい!
そう思いつつも、頭の中を研究モードに切り替え始める。


(実験するぞ~)






ってなるわけないやろ!


平日の昼間から海に入っている人達を見ながら、研究に集中できるわけないやろ…

夏、満喫したいわ…



という訳で、7月もほぼ終わってしまい、夏が本格化してまいりました。
下田臨海実験センターの夏は、実習の季節です。

笹倉研でも、7月の頭に「動物発生学臨海実習」を開講しました。
2年前、学類生として参加した実習に、今年はTAとして参加させていただきました。
色々思い出して、懐かしい気持ちに浸りながら、実習生の周りをうろついていました。


 
TAなのに、質問されても
「分かんないから、先生に聞いてみようか」
くらいしか言えず、ほとんど役に立てなかったような気がします。

もう少し予習しておくべきだったなと、反省しております。
が、実習生も自分で考えた方が面白いと思うので、これはこれで良いかもしれません。
考えれば考えるほど、面白くなる実習の内容だったと思います。
まあ、難しいとは思うけど…


今頃、実習に参加された人たちは、レポートを書いていることでしょう。
考察に何を書けばいいか分からないという人は、

・ 脊索が分化する時期
・ その分化に必要な因子
・ 脊索が分化することの意義(個体レベルの形態形成・細胞の誘導分化という点について)

を中心にまとめると良いのではないでしょうか。

と、ここに書いたとしても、このブログに気付く人はほとんどいないと思うので、
意味ないのかもしれませんが。
それに、ここに書かれたヒントは配布されたテキストにも書いてありますし…


皆さんの健闘を祈ります。
それでは、まだどこかでお会いしましょう。



追記:当ブログの人気記事第2位が「珍しい虫」記事だったことに驚きました。

2016年7月22日金曜日

虫ブログ・・・

最近、みんながアクティビティ高く研究に生活にいそしんでいる。前回投稿してくれたメンバーも、あれこれいいつつ非常によい研究を展開していて、セミナーや仕事報告会ではいつもそれぞれのメンバーの発表を聞くのを楽しみにしています。


そうなると、こちらの更新がおろそかになるのは仕方のないことで。。。解決するには私の虫ネタを盛り込んだブログへと変化させるしかないかな~と、かねてより目論んでいたことを実行に移そうかと思案しております(それはそれで一定の需要はありそうだが)


・下田で記録がなかったカミキリが複数採れたらしいですよ。先生も採ったらしいですよ。地味~なやつらしいですよ。


今日はジャブ程度にこのへんで。

2016年6月22日水曜日

なんでも多い方が良い、気がする



久しぶりすぎて、投稿の仕方を忘れてしまいました。


2月の更新以来、約4カ月ぶりです。
ブログ担当者がさぼっていただけで、報告することが無かったわけではありません。


実際、ささくら研のメンバーにも変化がありました。
3月に2名の方が卒業されて、ここ下田を離れていきました。
僕は去年ここに来たので、一年間ラボで一緒に過ごしたわけですが、
なんだかあっという間で、なんとも……、なんともですね。

いや~、まじで一年間あっという間ですね。


で、今年は新メンバー無しという事で、去年より少ない人数でささくら研しております。

きつい、、、
交代で回しているラボの雑用、論文紹介セミナー
気付いたらまわってきてる
はやくね?


と、愚痴はこれくらいにします(先生もこのブログを見ているので、これ以上書くのはよろしくない)。


まあこんなこと言っておきながら、幸いに新しくメンバーが増えそうで、期待しております。
先週土曜日、信州大学の学部生がラボ見学に来てくれました。
見学に来てくれただけでもうれしいですね。

最終的にどうなるかは、神のみぞ知る、ということで。
ではでは。


飲み会の写真、あれば貼りたかったのですが、撮ってなかったので、
すこし珍しい?大腸菌の写真を




なんか発現してるっぽいです。
たくさんとれるといいですね。




2016年2月16日火曜日

表紙!


久しぶりに更新します。
まだ寒いですが、めでたいお知らせがございます!
研究員 H さんの論文中の写真が雑誌 Developmental Dynamics の
表紙に採用されました。すごいことですね。

Hさん、おめでとうございます!!!





















また、更新しまーす。




2016年1月18日月曜日

ほや?

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
本年も楽しく健やかに過ごせれば、と思っております。

年末年始に帰省した学生も多く、普段はあまり見かけないお菓子やらお菓子じゃないものがラボに置いてありました。
その中でも、ひときわ目を引いたものがこちら、

「ほや生ジャーキー」なる代物です。
珍味と知られる「ホヤ」を生に近い食感で仕上げたもの、らしいです。
M1のNさんが買ってきてくれました、ありがとうございます。

普段、ホヤを使って実験しているわけですが、私はホヤを食べたことがありません。
ふと、これは「共食い」というやつでは?と思ってしまいましたが、違いますね。
私たちは人間でした。

 
で、肝心のお味の方は…

「貝みたい」 でした。

もっと正確に言うならば、サザエの黒い部分を乾燥させたような感じです。
それにしても、本当に貝を食べているみたいで驚きました。
ホヤを含む尾索動物亜門は、脊椎動物に最も近い無脊椎動物ですので、もう少しサカナっぽい味がすると期待していたのですが...
不思議ですね。
今度は、頭索動物であるナメクジウオや脊椎動物の中でも原始的な形質を持つヤツメウナギなんかを食べ比べてみたいものです。


ではでは